ハロー、わくわく(@wakuwaku_saaan)です。
オーロラ鑑賞を目的に訪れたイエローナイフ。
事前に調べていた知識と、現地で出会った方々から得た情報を駆使して奇跡的に訪れた1度のチャンスで無事にオーロラ鑑賞、オーロラ撮影をすることができました。
この記事では、オーロラの鑑賞方法の種類、冬のオーロラ撮影に必要な持ち物リスト、一眼レフ、ゴープロ、スマホでの撮影の際の設定やコツをまとめています。
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オーロラ鑑賞ツアーの種類
「オーロラ鑑賞ツアー」という文言をよく見かけますが、大きく分けると種類は2つあります。
今回私がオーロラ鑑賞に利用した「オーロラビレッジ」、「ナノックオーロラツアーズ」ともにベルトラから予約することが可能です。(「ナノックオーロラツアーズ」に関しては、大塚佳文氏がご案内!というプランです^^)
①オーロラビレッジ等:オーロラを待つ
同じ場所で、オーロラが出現するのを待つスタイル。
同じ場所と言っても敷地の中で、どの辺りから鑑賞するかなどはもちろん自由です。
次に紹介するオーロラハントと比べると、そのエリアでオーロラが出現しなかった場合もどかしい感じはあると思いますが、移動し続けるというストレスがないのは大きいでしょう。
オーロラビレッジという会社のものが多くパッケージツアー等に組み込まれていますが、他にもベックスケンネル等あります。
いずれの会社もオーロラ鑑賞以外に犬ぞりや市内観光などのオプショナルツアーも行っているので、会社を変えて予約してみるのも良いでしょう。
②オーロラハント:オーロラを追いかける
オーロラが出現しそうなところに車で移動し続けるのがオーロラハントです。
メリットは天候などを読んで、出現可能性が高そうな場所に向かってくれるので何となく見ることができる確率が上がりそうなのと、撮影をしてくれるというところ。(撮影をしてくれるかどうかは催行会社によるかもしれませんが…)
今回イエローナイフに3泊した内、「ナノックオーロラツアーズ」に1日だけお願いしました。
結局曇天すぎて見ることはできなかったのですが、4時くらいまで諦めずに車を走らせ続けてくれたり、手作りのお菓子やホットチョコレートをおもてなししてくれたり。
そしてカナダのことやご自身のこと、オーロラのことなどをのんびり話すことができて、これはこれでまた貴重な経験でしたね。
持ち物リスト
・本命:Canon EOS Kiss X9i
・サブ:Canon EOS Kiss X8i
・動画用・サブ:GoPro HERO10
・サブ:iphone pro13、iphone Xr
②レンズ
本命:SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM
サブ:Canon EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
③バッテリー
・Canon:予備1つずつ、計4つ
・Gopro:予備3つ(※1つあれば良い)
・モバイルバッテリー
・バッテリーの保温バッグ
③三脚類
・三脚:Manfrotto MT190XPRO3
・雲台:MHXPRO-3W
④データ管理
・SDカード
・PC(写真確認・データ保管)
⑤ジップロック(大)
⑥防寒グッズ
⑦夜食
カメラ
ご飯屋さんに行くときも、旅行に行くときも基本持ち歩いているのが「Canon EOS Kiss X9i」。今回も本命はこのカメラでした。
ただ、極寒地での撮影なので何があるか分からない。
それこそ私の不注意で壊してしまうかもしれないし、肝心な時に作動しないかもしれないなぁ、とはいえそんなに持っていくのも…と悩みつつもどうしても不安が拭えず、一眼レフを始めた時に購入した「Canon EOS Kiss X8i」を予備として持って行きました。
結果、予備の出番はなし。この子が出番になる時は緊急事態の予定だったので、出番がなかったのは良いことですが、調べているとやっぱり結露によるトラブル等が起きてしまっているケースもあるので、安心材料としてはあった方が良いかもしれません。
Goproのナイトフォトモードでもうまく撮影できるらしいというのは聞いていたので、一眼レフの設定がうまくいきそうになければGoproに頼ろう、と思ってGoproも持参しました。
そしたらもうね、大優勝。
とりあえずえいっと雪の中に差し込んでおいたのですが、しっかりオーロラを捉えてくれました。Goproちゃん、ありがとうねぇ。(設定方法は後述しています。)
iphoneなどのスマホでも正直撮影できてしまうので(三脚がなくてもOK)、カメラ類は最悪なくても十分楽しめると思いますし、カメラ勢もそれでなんとかなるので「設定どうしよ…」「もし失敗したら…」と悩みすぎてしまうようであれば、とりあえずスマホで撮影して安心してから、カメラの設定にチャレンジするのもありですよ。
レンズ
オーロラ撮影にはF値を3.5くらいまで下げることができる超広角レンズがおすすめ。
もともと持っていた広角レンズがF値4.5までしか下げられないものだったのと、今後の旅行でも使うだろう、ということでこちら(↓)を購入しました。
結局、オーロラ撮影で使用したのはこのレンズのみですね。
バッテリー
バッテリー類は気温が下がると消耗が激しいので、満タンで挑んでも寒空の下待機しているだけで目盛が1減りました。(全部で3目盛)
そしてその状況下で数枚撮影しただけでまたバッテリーが1目盛減るという。
もちろん温めれば復活するので、1つ使用している間にもう1つを温めていれば問題ないわけです。
保温の手段は何でも良いと思いますが、私はお弁当等を入れる保温バッグにカイロを入れて温めていました。
モバイルバッテリーは寒さによりバッテリーがうまく作動しなくなった時に、直接カメラにつないで撮影する用に持参しました。
結局オーロラ鑑賞ができたのは1度のみだったということもあり、出番はありませんでした。
ただ、ラッキーなことにオーロラをたくさん見ることができる場面に出会した場合は出番があるかもしれないので持っていっておくと安心でしょう。
三脚
三脚に関しては使っているものが1つ壊れてしまって、持っているものだとかなり軽めのものしかなかったのと、極寒地であれば丈夫なのがいいかなぁということで、でこちら(↓)に買い替え。
確かに丈夫は丈夫なのですが、APS-Cユーザーですしちょっとオーバースペックかなと。強風ということもなかったのでカーボンでちょっと重量があるもので十分だろうなと思いました。
データ管理
心配性が止まらないので、SDカードは多めに持参しました。
そしてさらに、データがとぶのを防止するため、オーロラ撮影に出発する前にPCにデータ移行をして対策。
オーロラを日々見ることができた場合は、PCでデータ確認後「次はこうやって撮ろう^^」と策を練ることもできますね。
結局データがとぶこともなかったですが、持っていってよかったかなと思います。
ジップロック
結露対策として使用するので、密封できればOK。防水バッグなどでも大丈夫です。
防寒対策グッズ
防寒対策グッズについては別途記事で記載しています。
夜食
イメージとしては深夜2時くらいまでしっかり活動している感じ。夜ご飯を19〜20時に食べているのでとにかくお腹が空くんですよ。
オーロラビレッジではロッジでお湯などが準備されているので、現地でも購入できますが、カップ麺などの持参がおすすめ。
旦那さんがご飯が大好きなのとホテルの客室内にレンジがあるのを知っていたので、カップ麺以外にもご飯や豚の角煮、ふりかけなどを持参して行きました。
オーロラの見え方、見つけ方
私もそうでしたが、オーロラというと緑色のイメージを持っている人が多いと思います。
実際は、オーロラのレベルが弱いものだと特に、白いもや〜っとしたもの(ほぼ雲)にしか見えないらしいんですね。
カメラを通すことでイメージしているような緑色のカーテンが確認でき、「あ、これオーロラか!」と気付くことができるのだそう。
肉眼で捉えられる光の波長と、機械を通すことで捉えられる光の波長の違いによってこのようなことが起こるわけですが、とりあえず「おや?」と思うようなもやもやを見つけたらiphoneをかざしましょう。それで緑色に見えたらオーロラです。(←風情も何もありませんが、これが手っ取り早くオーロラを見つけられる手段です。)
私の場合、オーロラビレッジに向かう途中でオーロラが出現し、到着時もしっかりオーロラが出てくれていました。そのおかげで、白いもやっとを体験することはなかったんですが、待機時間中はとりあえずiphoneをかざしてオーロラを探していました。(笑)
一眼レフの設定・撮影方法
・フォーカス:無限遠よりちょっと手前
・F値:f/3.5
・ホワイトバランス:オート
・露出時間:1.3
イエローナイフ滞在中、オーロラを見ることができたのは一度だけでした。
「この設定だとこうなのか〜」という練習なしで、ぶっつけ本番状態。
この設定でしか試していませんが、ちょっと一眼レフが使える程度の人間でも問題なく撮影できたので、この設定をベースに調整していく、というので問題ないかなと思っています。
オーロラビレッジのスタッフさんやナノックオーロラツアーズのOtsukaさんに設定や撮り方などのレクチャーを受けたどり着いた設定だからうまくいったのかなとも思いますが…。
持ち物リストをまとめているサイトの中にはレリーズもリストアップされているものもありますが、私はタイマー機能で代用しているので持参しませんでした。(液晶は最も暗い設定にしておき、消音モードかつ短時間で撮影しましょう、私は2秒設定^^)
Goproの設定方法
Goproでオーロラ撮影をする場合は、ナイトラプスモードで撮影するのがおすすめです。
・レンズ:広角
・解像度:4K
・ISO感度:最小100、最大800(←もっと上げることができるなら上げる)
・シャープネス:中
・ホワイトバランス:自動
・カラー:ナチュラル
実際に撮影したときの設定がこちら(↑)。
自分がまた後に撮影するときのために覚え書きとしている節もあって、青字のところを守ってもらえれば他はお好みで変えても良いですよ。
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上記設定で撮影した動画がこちらです。(4,5枚目)
カメラは必要?スマホでも十分?
カメラは全て私が撮影していたので、スマホ枠は主に旦那さんにお願いしていました。
旦那さんのiphoneが当時Xrで、私はスマホを操作する余裕がなく13proでの写真はないのですが、旦那さんが撮影したものを見るとiphoneでも十分綺麗に撮影できていることがわかります。
設定をどうするかもそうですし、機材が多くなればなるほど考えることも多くて大変なのは事実なので、ある程度新しいモデルであればスマホに委ねるのも選択の1つとしてとても有用です。
ただ、ある程度カメラが趣味という人は自分のカメラで撮りたい、という気持ちもあると思うので保険的な手段としてスマホをいつでも使えるようにスタンバイしておくと良いと思います。
あとがき
こちらの記事でも記載していますが、「人生で一度はオーロラを見てみたい」と言って訪れたものの、一度だけ見た身としてはもう一回落ち着いて見たいな〜というのが正直なところ。(笑)
空から溢れるようにゆらゆらと動き、輝くオーロラに自分たちが包まれているようなあの感覚は忘れられません。
ちなみに、オーロラビレッジのオーロラカレンダーによると当時見ることができたオーロラはレベル2。
そこまで強くはないものでしたが、それでこの感動ですから、もっと強いオーロラを見てみたいなと思ってしまいます。欲深い。(笑)
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
あなたの旅に、最高のわくわくを。