オークン、わくわく(@wakuwaku_saaan)です。
アンコールワットの東約40〜50kmの密林に潜むベンメリア遺跡。
木や蔦の絡みつく寺院、苔の生える壁面と崩れゆくレリーフ等が、「天空の城ラピュタ」を彷彿とさせ、「モデルになっているのではないか?」と言われていますが実際のところはあくまで噂レベルのお話のようです。(遺跡の公開より映画の公開の方が先だったのでその説は矛盾している、という指摘も。)
ベンメリア遺跡は、アンコールワット建設前の11世紀末〜12世紀初頭に建設されたと言われており、発見されたのは1990年代。2001年から外国人でも観ることができるようになりました。
ある程度足場があるところが多いものの、崩れた遺跡の上を歩く場所もあります。
また、全貌が明らかになっていない遺跡ということもあり、冒険をしているようなわくわく感を楽しむことができるでしょう。
アンコールワットと様式が似ていることから、”東のアンコールワット”と表現されることもあるようですね。
今回、アンコールワットを訪れたくて旅先に決めたカンボジア・シェムリアップ。
アンコールワットだけ行くのもなぁということで、ベルトラ経由でプレアヴィヒア寺院+ベンメリア+コーケー観光ツアーに参加してきました。
この記事ではベンメリア遺跡群の観光レポを記載しています。
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どのツアーで予約する?
日本語ガイドで安心!「ベルトラ」
よほど英語などの日本語以外の言語に精通していない限り、日本語ガイド以外のガイドは歴史などを理解する上ではほぼ意味がないので、基本的にはベルトラがおすすめ。
今回は「【貸切/混載】断崖上の世界遺産!プレアヴィヒア寺院+ベンメリア+コーケー観光ツアー 嬉しい4WD代金込!<昼食・夕食>」に参加しました。
ベルトラの場合、下記2つのツアー会社に比べるとツアーの種類は少ないですが、何といっても日本語の話せるガイドさんがつくのでやっぱり一番おすすめです。
現地に行くとわかりますが、日本語で話せる安心感は凄まじいです。(笑)
直前予約も可能!「GetYourGuide」
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日本語ガイドはほとんどないですが、直前でも予約できるプランも多いので便利なのは間違いないです。
今回のカンボジア旅行では利用しませんでしたが、昨年のヨーロッパ旅行では利用しました^^
アプリをダウンロードしておいて損はないと思います。
トリップアドバイザーと連動!「Viator」
「Viator」はオーストラリア発のOTA(Online Travel Agency)で、トリップアドバイザーと連動しています。
英語やフランス語、ドイツ語をはじめとする11言語に対応しており、2016年に日本語の対応もスタート。
帰国後にこちらのサービスも知ったので、使用感はわかりませんが口コミ数も多いので参考になると思いますし、ツアーの数も多い印象でした。
ツアー当日:チケットの購入
ピックアップ時間は朝の6時半。ホテルまで迎えに来てくださいます。
フライトの疲れも若干残っていましたが、なんとか起きることができました。(笑)
アンコールワットのみならず、基本的に遺跡を巡るにはAngkor Enterpriseでしか購入できないチケットが必要。(宿泊した『Memoire d’ Agnkor Boutique Hotel』からは車で8分ほどでした)
ベンメリア遺跡に行く前にガイドさんが「チケットオフィスに行きます〜!」と立ち寄って、チケットを買うお手伝いをしてくれたのでとってもスムーズ。
現地でも親切そうなスタッフさんはいましたが、やっぱり専属のガイドさんがいるのはとても安心でしたね^^
今回の旅のプランとしてはベンメリア遺跡、コーケー、プレアヴィヒアを巡り、翌日にアンコールワットを訪れる予定。最終的に購入した全チケットはこちら。(↓)
ベンメリア遺跡に入場する場合は写真左上にある、アンコールパスがあれば入ることができ、逆に言えばこの1枚でアンコールワットをはじめ、周辺の遺跡のほとんどに入場すること可能です。
・1 Day (1日券): US$37 (購入日のみ利用可能)
・3 Days (3日券) :US$62 (購入日から10日間有効。期間内の任意の3日間で利用可)
・7 Days (7日券) :US$72 (購入日から1カ月間有効。期間内の任意の7日間で利用可)
私たちの場合2日間しか利用しませんでしたが、3日券の方がお得だったので3日券を購入しました。
注意事項や詳細などはAngkor Enterpriseにてご確認ください。
ベンメリア観光
チケットオフィスから1時間ほど車で移動。
移動中はなぜこの時期にカンボジアに来たのか、なんでガイドさんをやっているのかなどお話していましたが、寝不足だったので途中からすやり。(笑)
専属ガイドでなければありえないですし、そもそもずいぶん贅沢だな!と思う部分もありますが(笑)、社会人のこの弾丸旅。
”安全に”体力温存しておくべきでしたし、そういった意味でも専属ガイドにしておいてよかったなと思います。
「着きましたよ〜^^」とガイドのケロリン(あだ名)さん。
いやもうねぇ、ケロリンさんが可愛すぎて…カンボジア旅の思い出の半分を占めているかも。(笑)
さて、そんなケロリンさんに連れられて遺跡巡りスタートです^^
入り口にチケットの確認のためのスタッフさんがいるので、ここでアンコールパスを提示します。
普通は混んでいるようですが、早朝8時頃なのでツアー客もほぼいない状況でした^^(9時半頃に到着するツアーが多いそう)
ベンメリア遺跡の見所の1つがナーガの銅像なのですが、劣化や人々が殴ったことでこんな風にお顔が崩壊してしまっているものがほとんど。
その中でこんなに綺麗に形が残っているのは、シンプルにすごい。
記念撮影〜。
ケロリンさんが「はい、ケロリーン^^」と言いながら撮ってくれるんですよ、ほんっとに可愛い。
あまりに綺麗に取れすぎていて、言われないとわかりませんが本当は3つの顔があったらしい。(そしてこの像の表情は笑顔なのだとか。偶然(?)顔が2つなくなったとはいえ、笑ってるって怖くないかい(笑))
チケットオフィスでもお手洗いは利用できますし、ベンメリア遺跡の入り口を入って少ししたところにもお手洗いがあります。
もう少し進んでいくとこんな景色に。
わーーー!冒険の香りがするっ!!(●フィか(笑))
そもそもアンコール遺跡群は9世紀から約600年続いたクメール王朝の栄華の軌跡を示すもの。
その後クメール王朝が滅びて、何百年も密林の中でひっそりと崩れていった遺跡群は数多くあり、中でもこのベンメリア遺跡は一目置かれている大きな遺跡とのこと。
何だろな…難しいことはわからないけど、実物を見たら何となくわずかな覇気と哀愁を感じたんですよね。
それにしてもまぁよく壊れている…
「ケロリン(一人称になっているのも激かわ)、正面からお写真撮りますよ〜^^」とお声がけがあり、撮ってもらいました。
運びやすく、積みやすくするために中心部から作るのが基本らしい。
また、よーく見てみると石に穴が空いているのが分かりますよね。
石に穴を開け、木の杭を差し込み水を含ませて膨張させることで固定。そして紐を結びつけて運び、そして積み上げるときの組み立てにも使っていたとのこと。発想が賢すぎて感動…と同時にどうやって石にこんなに綺麗に穴を開けたんだろう?という疑問が今更湧く…(何か知っている人がいたら教えてください)
木の生えている位置がすごいな。(笑)
生命力を感じますよね。
ちなみにこちらの大きな木はガジュマルで、成長が早すぎて年輪があんまりないらしい。
第一回廊(写真でいう右側)は自然崩壊しています。次いで左手にあるのが第二回廊。
こちらが十字回廊にあたる部分で、より一層ラピュタっぽさが感じられる。元々はアーチ型だったようですが、今はもう見る影もありません。
紛れて撮影されてた我々…血色悪すぎん?(笑)
神秘的というか何というか、不思議な感覚に陥ります。
この辺りは記念撮影ポイントなので忘れずに♡
この辺りはダムのような感じで使われていたそうで、夏季になると雨が少なくなり岩には緑の苔が生え、そしてさらに乾燥して茶色っぽくなっています。
アンジェリーナジョリー主演の「トゥームレイダー」では、木で足場を補強しアクションを繰り広げたのだとか。
レリーフがしっかり残っています。横に細長く描かれているのは蛇で、ヒンドゥー教の乳海撹拌が表現されています。
乳海撹拌とはヒンドゥー教における天地創造神話で、神々と魔人アスラがその所有を巡って争った不死の霊薬「アムリタ」が登場する神話で、乳海を撹拌することでさまざまなものが生じるというもの。
アンコールワットでは、このレリーフよりももっと立派な壁面を見ることができます。
遺跡群の迫力も素晴らしいものですが、木々の生命力がとにかくすごい。
こちらの階段を登った先の景色がまた良い。
物語が始まりそうだもんなぁ。映画のセットみたい。(←チープな発想)
こちらも記念撮影にぴったり。
近くに何かお供え?のようなものも。
そして今度は第二回廊の内部に入っていきます。
内部はとっても暗いですが、ケロリンさんが足元を照らしてくれるので歩きやすい。
コウモリが2匹いる(謎の2匹指定も可愛い)らしいのですが、訪問日にはおらず。
どこを切り取っても絵になる。この崩れ加減が良い。
北の図書館。
北の図書館と十字回廊をつなぐ道。
ダイナミックに聳え立った木は迫力がすごい。
中央に描かれているのは破壊と創造の神と言われる、シヴァ神。
「パズドラに出てきたやつだ〜!」と私たちは大盛り上がり。(笑)
シヴァ神の額には本来第三の眼があるようで、縦線が描かれていたようですが時が経ち綺麗な額となっていてあまり分かりません。
第三の眼で見えた悪いものを燃やして破壊していくシヴァ神を描いており、こちらのレリーフでは蛇を踊りながら引き裂いて破壊しているところが表現されています。(怖)
この木は15人くらい横並びで座ることができるらしい。ブランコのように多少スイングできるしなやかさがありました。
女神像がとても綺麗に残っています。
あとがき
移動時間は少し長いですが、わざわざ行く価値ありのベンメリア遺跡。
密林に潜む遺跡群を歩いていると、探検している気分になれますよ。
建築物、歴史の知識が浅い私たちでも、ガイドのケロリンさんが色々説明してくださったのでとても面白かったです。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
あなたの旅に、最高のわくわくを。