ボンジュール、わくわく(@wakuwaku_saaan)です。
一度は行きたい世界遺産の代表、モンサンミッシェル(Mont Saint-Michel)。
パリからモン・サン・ミッシェルまでは直線距離で約270km、鉄道や道路経由なら370km離れたところにあり、鉄道(TGV)+バス、現地ツアー、バスのどの手段をとっても1日がかりの観光となります。
TGVとバスを乗り継ぐかツアーで行くかで悩みましたが、どの手段をとっても移動時間が3.5〜5時間という長旅だったため、集合場所にたどり着けさえすれば連れて行ってくれるメリットをとって、ベルトラの「モンサンミッシェル日帰りツアー <日本語オーディオガイドまたは英語ガイド>」を申し込みました。
この記事では、私と同じようにツアーで行きたい!という方の選択肢と、今回参加したベルトラのツアーの体験レポを記載しています。
①『LE FILS DU BOULANGER』のパンでモーニング
②モン・サン・ミッシェル観光
・ベルトラのツアー参加レポ(←今回の記事はこちら!)
・モン・サン・ミッシェル内の見学(歴史・見どころまとめあり)
・モン・サン・ミッシェルの名物、『ラ・メール・プラール』のふわふわオムレツを堪能
③『L’Atelier de Joël Robuchon Étoile』でディナー
④『Hôtel Elysées Union』に宿泊
【モン・サン・ミッシェル】『La Mère Poulard(ラ・メール・プラール)』まずいって本当?名物のスフレオムレツを実食!
どのツアーで予約する?
日本語ガイドで安心!「ベルトラ」
よほど英語などの日本語以外の言語に精通していない限り、日本語ガイド以外のガイドは歴史などを理解する上ではほぼ意味がないので、基本的にはベルトラがおすすめ。
今回は「モンサンミッシェル日帰りツアー <日本語オーディオガイドまたは英語ガイド>」に参加しました。
ベルトラの場合、下記2つのツアー会社に比べるとツアーの種類は少ないですが、何といっても日本語の話せるガイドさんがつくのでやっぱり一番おすすめ。
現地に行くとわかりますが、日本語で話せる安心感は凄まじいです。(笑)
※今回のツアーは日本語ガイドが予約できず、英語ガイドでした。とはいえ、フランスでは誰でも英語OKというわけではないので、英語で話せるのもありがたかったです。
直前予約も可能!「GetYourGuide」
世界中の観光ツアー、アトラクション、楽しいアクティビティを検索、比較、予約しましょう。お得な料金で、現地サプライヤーと直…
日本語ガイドはほとんどないですが、直前でも予約できるプランも多く便利なのは間違いないです。
今回は利用していないものの旅行中は何度も利用しましたが、使いやすかったですね。
アプリをダウンロードしておいて損はないと思いますよ^^
トリップアドバイザーと連動!「Viator」
「Viator」はオーストラリア発のOTA(Online Travel Agency)で、トリップアドバイザーと連動しています。
英語やフランス語、ドイツ語をはじめとする11言語に対応しており、2016年に日本語の対応もスタート。
帰国後にこちらのサービスも知ったので、使用感はわかりませんが口コミ数も多いので参考になると思いますし、ツアーの数も多い印象でした。
ホテル「プルマン・パリ・トゥール・エッフェル」に集合
6時45分に「プルマン・パリ・トゥール・エッフェル」というホテルに集合です。
名前の通りエッフェル塔が見えるお部屋もありこれぞパリ!な景気を楽しめるので、本当は泊まりたかったのですが、満室で予約ができなかったんですよね。
6時45分集合、7時15分出発ということでホテルの朝食も間に合わないところが多いでしょうし、周辺のパン屋さんも早くて7時からしかやっていないので朝ごはんを食べてからのスタートを切るのは難しいかも。
私達は一度集合時間ぴったりに集合場所へ到着。
スタッフの方がホテルの前あたりにいらっしゃるので、名前を伝えてチケットと番号シール(必ず貼るように言われます)を受け取ります。
バスには出発直前に乗り込むみたいで、バスを目の前に次の指示をみんなで待ちました。
ちなみに、この時点で明らかに人がまだ集まっていなかったので行ける!ということで、『LE FILS DU BOULANGER』までダッシュしてパンを購入。(必死。(笑))
旅のお供にさせてもらいました。
ノルマンディー地方の田園地帯を通りながらモン・サン・ミッシェルへ向かう
2階建てのバスで、座席指定なし。好きな場所に座って良いということで、2階の一番前の席に座ることができました。
7時15分より少し前に乗車し、ちょうどくらいに出発です。
パリらしい街並みを見ながら食べるパンはとても美味しい。(買えてよかった♡)
乗車して割とすぐ、高速道路に乗る道へ入っていきました。
青い空と木々たちの濃い緑色が綺麗だなぁ、PCR検査を無事に乗り越えられてよかったなぁといろんな思いを胸にぼんやりと景色を眺めながらパンを口に運びます。(ずっと食べてる)
パンを食べてお腹そこそこいっぱい+綺麗な景色+心地よい揺れ+蓄積した疲労…
まぁ寝ますよね。(笑)
1時間くらいは乗っていたと思いますが、気づいたらサービスエリアにもうすぐ着きますよ〜というアナウンスが。
Bonjourというサービスエリアに到着。
日本で言うコンビニ+PALAZAみたいな感じで、飲み物や軽食、お土産、洋服、充電ケーブルやイヤホン、雑貨など幅広い商品が取り揃えられています。
GoPro用のコードを忘れたので、こちらで購入させてもらいました。
このちょっとくすんだピンクがかわいいんよ。Cタイプのコードなので、Macbookの充電用に今も使っています。
サービスエリアに寄ったまでくらいは楽しいわけですが、ここからがまぁ長い。体感的にね、楽しみな気持ちもありますがどうしても高速道路ってあんまり景色が変わらない分ちょっと飽きてしまうわけ。(帰ってきた今はまた景色を見たい〜〜!となるわけですが。(笑))
このあたりでこちらのオーディオガイドが配布されました。
使い方はこんな感じ。
テストで聞こえるかどうか確認してくれるので、不具合があれば申し出てください。
当時知りませんでしたが、このオーディオガイドをなくしたら150€かかるみたいですね。絶対失くせない。(笑)
そんなこんなで、寝たり景色を見たり、写真を見返したり…を繰り返している間に高速道路を降りていて、気づけば町が見えてきました。
と思えばまた田舎道。
日本にもありそうだけど、どことなく海外っぽい感じがまた良いですね。
進んでいくと、「SAINT JAMES(セントジェームス)」のショップが。
実はモン・サン・ミッシェル内でもセントジェームスのショップがあったので、もしや?と思っていましたが、やっぱりここノルマンディ地方で1889年に設立されたそうです。
セントジェームスが見えてきたら、駐車場はもうすぐそこ。
約5時間近い旅路が終わりました。
バスを降りるタイミングで、帰りの集合場所・時間を言われるのでちゃんと聞いておきましょう^^
こちら(↑)に駐車場〜モン・サン・ミッシェル周辺、モン・サン・ミッシェル内のマップが記載されています。
今回、前の席に座ることができたので、パリ〜モン・サン・ミッシェルの駐車場までの間、タイムラプスでバスの車窓から見える景色を撮影しました。
パリの街並みから徐々に自然豊かな景色に変わっていくのを見ていると自然と癒やされるもの。
当時は疲れもあって割と眠ってしまったので、敢えて字幕・解説一切なし、カントリー調のBGMと景色のみのこの動画を見て楽しかったなぁとしみじみしています。
よかったら見てみてください^^
駐車場〜モン・サン・ミッシェルまではシャトルバスで移動
駐車場からは無料シャトルバスか、有料の馬車でモン・サン・ミッシェルに向かうことができます。
ハイシーズンということもあり、車内は大混雑。
足場がなかったのでやむなく荷台?のようなところに座るしかなく、結果移動中はモン・サン・ミッシェルが背後にある状態でした。(笑)
シャトルバスに乗っている時間は12分程度、シーズンごとに頻度は異なるようですが5〜20分間隔で運行されています。
シャトルバスの詳細はこちらから。
モン・サン・ミッシェル観光
シャトルバスを降りてからは徒歩でモン・サン・ミッシェルへ向かいます。
帰りに撮ればいいかな?と思いつつも、通りかかった方と撮影しあいっ子させてもらいました。(帰りが本当に時間がなさすぎて地獄をみたので、写真撮影どころではなく…このタイミングで撮ってもらっておいてよかったです。)
ここからは、実際の私たちの行程表に解説を加えながら記載していきます。
観光よりも先に名物のオムレツを堪能
モン・サン・ミッシェルにたどり着いたら、モン・サン・ミッシェル内の観光を先にしたい方は写真(↑)の赤い○で囲われたところを目指して進んでください。
逆に、今回の私たちのように先に食事やショッピングなどを楽しみたい方は青い○で囲われた入り口に進んでいくと、グランド・リュ(大通り)に繋がります。
結果論として、そこまで建造物をじっくりまじまじと見ていない+お土産は一切買っていない私達ですら時間が足りず帰りは全力疾走で集合場所に向かったので、優先順位の高い方から行くのが無難です。
まず最初に向かったのは、モン・サン・ミッシェルの定番中の定番グルメ、『ラ・メール・プラール』のオムレツです。
激混みで食べることができないんじゃないかと心配していましたが、45分程の待ち時間でオムレツにありつくことができました^^
ボンジュール、わくわく(@wakuwaku_saaan)です。 フランスには世界遺産や名所が数多くありますが、世界遺産・モン・サン・ミッシェルはフランスのサン・ワロ湾に浮かぶ絶景の島と修[…]
ショップ街を少しぶらり
ショップ街もまたすごいんです。
平たく言うと、ユニバのハリポタエリアのもっとすごいやつみたいな…(語彙力)
セントジェームスのショップ。
日本で買うより安いのでは?と思って見てみましたが、そんなに変わらなかったので今回は購入しませんでした。
街並みに飲まれるように進んでいく中で、ふと気づく。
時間ないし、建物内に入ったほうがいいのでは?
シャトルバスを降りてから残されていた時間って3時間半くらいだったんですよね。(バウチャーでは4時間半)
オムレツで1時間半くらい使っているので、こりゃまずいということで引き返します。(笑)
モン・サン・ミッシェル内の見学へ
先程の赤い○で囲っている方に進んでいきます。
ここからしばらく延々と坂道が続きます。ギターを片手に歌を歌っている団体さんもいて楽しい。
灼熱の太陽の下、ひたすら坂道を登っていきます。(結構長いので、暑かったり寒かったりする季節や天気の悪い日は鼓舞させないとくじけてしまうかも。(笑))
そして渋滞に行き着く。
待て待て、これ時間やばいやつ…?
と焦りましたが、まもなくして現れるこの小さい入り口を通過すると、開けた場所が待っています。
なんだなんだ、混んでたのは一瞬か〜と安堵しながら進んでいきます。
するとまた列が現れたのでひやっとしましたが、長蛇の列になっている青字の方はチケットを購入するための列。
私達の場合はチケットをすでにもらっていたので赤字の方に進んでいきます。(肝を冷やしたぜ〜)
軽くこちらでチケットを見せ、階段を登ります。
こちらでチケットを提示したら、いよいよ建物内の観光がスタートです^^
建物内は名称がついていない場所ですら見ていて楽しい。
ユニバのハリポタエリアの現実バージョンというかなんというか。(ユニバも現実にありますけどね)
・西のテラス
・修道院付属教会
・回廊
・食堂
・オベール司教の夢の中に出てきた大天使ミカエル
・迎賓の間
・サント・マドレーヌ礼拝堂
・巨柱の間
・サン・マルタン礼拝堂
・大車輪(旧納骨堂)
・サン・テティエンヌ礼拝堂
・修道士の遊歩道
・騎士の間
・螺旋階段&聖ミカエル像
・施物分配室(お土産ショップ)
建物内は上記順番で観光しています。(順路通りなので、特にオリジナリティはないですが…)
見どころや雰囲気などはこちらの記事に記載しています。ちなみに、建物内の見学は1時間程で終わりました。
出口を出て、グランド・リュへ
回転式の出口を出たら、建物内の見学は終了です。
出口側は一部改修工事中?でしたが、それでもやっぱり綺麗。
比較的人が少ないので写真撮影もしやすいですよ^^
階段を降りていくと、序盤で訪れていたグランド・リュ(ショップの立ち並ぶ大通り)に繋がります。
サン=ピエール教会
グランド・リュを歩いていると、教会を見つけたので入ってみました。
当時はよくわからずさらっと見学していますが、こちらがサン=ピエール教会です。
教会の内部は薄暗く、ひっそりとした雰囲気でろうそくの灯がとても綺麗でした。
この教会は11世紀に岩山を削って作られ、現在の姿が完成したのは17世紀なのだそう。
お土産用のろうそく、大天使ミカエルの置物なども販売されていたのでお土産に購入しても良さそうですね。
サン=ピエール教会は小さな教会なので、10分もあればぐるっと見て回ることができるのでぜひ立ち寄ってみてください^^
集合場所まで全力ダッシュ
最後にモン・サン・ミッシェルとの3ショットを撮影して集合場所に向かうことに。
よし、シャトルバスに乗って集合場所に向かうぞ〜と思いきや、シャトルバスが長蛇の列。
え、待って?間に合わなくない??(大汗)
シャトルバスで12分の道ですからね、走るとしてもかなり絶望的な距離。
そしてここで置き去りにされたらと思うとゾッとするお話。(怖いよ怖いよ。)
歩いていても、ただ待っていても間に合いそうもないので、とりあえず血の味がするくらいには全力疾走。
途中でシャトルバスが停留所?に停まってくれたので(行きで停留所に停まるとかあったっけ?と思いつつ)、乗せてもらってシャトルバスを降りてからはラストスパート。
再び全力疾走し、無事に間に合いました。(もう無理かと思った(笑))
一応時間に余裕を持っていたはずなんですけどね、結構ゆとりを持って時間設定をしたほうがいいかもしれないです。
帰りも同じように1度サービスエリアに立ち寄って、出発地点である「プルマン・パリ・トゥール・エッフェル」で解散しました。
あとがき
薄々お察しだと思いますが、オーディオガイドはほとんど聞いていません。(笑)
私のように雰囲気を楽しめたらいいよという人は現地に行ってその場その場で調べたり、人が集まっているところを見たりするだけでも結構しっかり観光できます。
潮の満ち引きの具合によっては海に浮かぶ幻想的な姿を拝むことができますし、どのタイミングで行くかによって何通りもの楽しみ方がある魅力的な場所、『モン・サン・ミッシェル』。
最低でも1日がかりの観光になるので行きやすいというわけでは全くないですが、行く価値はあります。というか、フランスに行くなら絶対行ってほしい場所ですね。
もし機会があったら宿泊して、雲海のような姿も見てみたいなぁ。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
あなたの旅に、最高のわくわくを。