【丹沢】<写真付きでコース解説>登山初心者の『大山』登山レポ

どうも、わくわく(@wakuwaku_saaan)です。

 

今年のGWは晴れている日が多くてお出かけ欲が増していたわけですが、激混みすぎるところは行きたくない…と悩んでいてふと思いついたのが

 

 

そうだ、登山しよう!(笑)

 

 


もちろん、平日に比べたら混むだろうけどこんなことにはならないでしょうということで、初心者にも優しい山を検索、検索〜!

 

前回の登山の鍋割山では山頂で鍋焼きうどんに釣られて無事に登ることができた食いしん坊な私。

 

今回ももちろん食べ物ありきで探してみたところ、今回登るに至った神奈川県・伊勢原を表玄関にしている『大山』がヒット。

 

 

決め手は眺望を楽しみながら水まんじゅうや抹茶ティラミスを楽しめるカフェ、『茶寮 石尊』があるということ。

 

茶寮 石尊』はケーブルカーが停まる、阿夫利(あふり)神社 下社にあるので山頂ではなく途中にご褒美がある状態ですが、山頂への登頂後に帰路で寄り道することにしました。

 

正直鳥取県民からすると大山って、”だいせん”と読みたいところなのですが、こちらは”おおやま”と読みます。

 

 

わくわく
”鳥取県産大山どり”をお店などでよく見ると思いますが、もちろん”だいせんどり”。鳥取の誇りの1つです。

 

 

丹沢大山国定公園に位置する大山は、標高1252mの山。(ちなみに鳥取の大山は1729 m)

 

実はこの大山、相模湾の水蒸気を含んだ風を受け、雨が降りやすいということで、別名は「雨降山(あふりやま)」。それが転じて「阿夫利山」というようになったそうです。

 

 

案内板(↑)があったのですが、少し分かりづらかったので自分なりに必要なルートだけをまとめてみました(↓)。

 

 

コースタイム
登り(大山ケーブルバス停〜大山山頂):1時間50分 ※ケーブルカー利用なし
下り(大山山頂〜阿夫利神社駅):1時間8分 ※ケーブルカーを利用し、駅〜バス停まで+20分

 

コースタイムは上記の通りで、登りでは1度阿夫利神社 下社で休憩、下りでは阿夫利神社駅までは休憩なしで下山しています。

 

 

 

都内から大山ケーブルカーバス停へ向かう

小田急線に乗って伊勢原駅に向かい、バスで大山ケーブルカーバス停へ向かいます。

 

新宿駅から1時間半ほどで行くことができるので、東京からのアクセスが良いのもありがたいところ。

 

バス停を降りた先にお手洗いがあるので、行っておくと安心です。(もう少し登ってからもちょくちょくお手洗いはあります。)

 

 

お手洗いを通過すると大山観光案内所が。

 

写真にもあるように、ケーブルカー乗り場までここから15分歩いて向かいます。

 

 

わくわく
ケーブルカーを使わない場合も、ケーブルカー乗り場まで同じ道を進みます。

 

 

 

歩いていると、立派な阿夫利神社御神燈がありました。

 

 

わくわく
御神燈とは、神様に供える灯火のことです。

 

 

 

バス停・駐車場からこま参道まではこのような緩やかな坂道を登っていきます。この辺りは全然苦ではありません。

 

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こま参道〜ケーブルカー乗り場

 

そうして、無事にこま参道の入り口に到着。

 

 

こま参道にはお豆腐のコースをいただけるお食事処やお土産屋さんなどが軒を連ねています。

 

この写真を撮影したときはまだ朝の8時すぎだったので開店状況はまばらでしたが、帰路についたお昼過ぎには賑わっていました^^

 

 

こま参道には階段が計362段、踊り場が27段あります。

 

緩やかな平地を挟むとはいえ、この時点で階段を362段上がらないといけないということですでにちょっと大変。

 

【要覚悟】ケーブルカーに乗らずに阿夫利神社 下社まで登る

 

 

こま参道を登った先、右手にはケーブルカー乗り場があり、片道・往復券が販売されています。

 

シーズンごとに少し料金変動があるので、正確な金額が知りたい場合は公式サイトで確認しておくと良いでしょう。

 

わくわく
ケーブルカーは、1時間に3本往復運転されています。

 

 

 

私たちはせっかくだし!とケーブルカーを使わないという選択をしました。

 

ちなみに結果としては結構ハードだったので、ケーブルカーを使わないで行きたいと考えている人は覚悟しておいた方が良いです。(笑)

 

 

(阿夫利神社までで)最後の自販機。

 

少し割高にはなりますが、神社まで行けば自販機はありますし意外と自販機に頼ることは可能なのでいざというときにも安心です。

 

 

しばらく進むと、女坂と男坂の分岐が見えてきます。

 

大山寺に行きたい場合は女坂一択。

 

私たちは特に大山寺に寄るつもりはなく、名前的に男坂の方が険しいんじゃない?となんとなく女坂を選びました。(安直)

 

…が、よく考えるとケーブルカーの終着点である阿夫利神社 下社への到着目安時間が女坂40分、男坂30分となっているので登りを男坂にして、降りを女坂にして大山寺に寄り道、という流れが良いのかもしれません。

 

 

序盤は階段と平地で楽々登ることができます。…序盤は。(笑)

 

もちろん、階段の数は多いのでこの時点ですでに軽く息が切れています。

 

 

女坂には七不思議があると言われていて、その不思議を探しながら登っていくのも楽しいですよ^^

 

 

七不思議の看板を読みつつ、息を整えながら登っていきます。

 

 

大山寺に立ち寄ることも考えましたが、この長い階段を見て絶望。(笑)

 

とりあえず登ることが先!とスルーし帰りは疲れてケーブルカーに乗ってしまったので、結局大山寺には立ち寄れず…

 

 

ケーブルカー行きの矢印に従って歩みを進めていきます。

 

 

写真では伝わらないですが、体感70度くらいの傾斜の坂道。

 

坂がきつくて踵までつかないんですよね。初めて、坂に恐怖を感じた。(笑)

 

七不思議は5つ目までしか見つけることができず

 

この看板の手前に橋があるんですよね。つまり渡りきってから話しながら通ると良くないことを知るという…

 

橋の両側に置いてくれたら良いですね。(笑)

 

そして、ここを過ぎたあたりからいわゆる登山っぽい感じが始まります。

 

 

足場が悪い場所が一気に増え、1歩1歩が辛くなってきます。

 

それでもカフェに一刻も早く行きたい!そしてお腹が空いた!おにぎり!!と鼻先に人参状態で自分を鼓舞します。ふぁいお〜〜!

 

 

13分ほど進んでようやく阿夫利神社 下社のふもとへ到着です。

 

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阿夫利神社 下社〜富士見台へ

 

ブロンズっぽい色味の鳥居がかっこいい!

 

 

ケーブルカーでたどり着いた場合は「おぉ、綺麗〜〜!」くらいの感動だと思いますが自力で登ってきてこの眺めは感動もの。(笑)

 

ここまで休憩なしで登ったので一息つきます。

 

 

日本3大獅子山の1つ、大山獅子と記念に撮影。

 

日本3大、ということで他はどこにあるんだろうと思って調べてみると諸説あるようですが、神田明神、氷川神社にあるらしい。…ただ、調べるとほとんど大山獅子しか出てこないんですよね。謎。

 

 

阿夫利神社 下社の左手に登山道、右手に私が行きたかったカフェ『茶寮 石尊』があります。

 

無事に登山を終えられるよう、神社で参拝してから登山に向かうのが良いみたいで参拝列ができていました。

 

 

水分補給も済み、息も整ったので登山道に向かいます。ここから90分か〜〜。(笑)

 

 

合格祈願の天満宮もありました。

 

 

100円ずつ納めて、お守りをいただきます。

 

 

 

…いや、挫けるって。

 

 

せっかく回復したメンタルも体力も、一気に絶望に追い込む怒涛の階段。(笑)

 

ここからが本番なのでね…頑張って登ります。

 

 

女坂を登っている時よりもさらに足場が悪いゾーンが続きます。

 

サラサラ系の砂のせいでやたら滑るのでお気をつけください。(特に下山時)

 

傾斜もあるし、岩場も多くて再び息が切れ始めます。

 

ランニングも筋トレもやめて2年くらい経ち体力が落ちたのか、この山がハードなのかとてもしんどい。(笑)

 

 

登っていると、見どころの1つである夫婦杉を発見!

 

樹齢500~600年の木のようです。

 

こういう見どころポイントを楽しみつつ、体力を回復させます。(基本大々的に休憩しない派)

 

 

しんどいばかりではなく、景色を観るのはとても楽しい。

 

青空と緑あふれる自然に癒されつつ、頑張って登って行きます。

 

 

牡丹のような形の岩が落ちているみたいで、その岩をぼたん岩と言うようです。

 

石柱にある”14丁目”。

 

阿夫利神社 下社が1丁目山頂は28丁目になります。

 

この情報は意外と書かれていないことが多くて、私も登っているときは山頂が何丁目なのか知らなくて通りすがりの方が話しているのが聞こえて知りました。(笑)

 

下山の時も「これ、山頂は何丁目になるんですか?」と登山者に聞かれることが多かったです。

 

 

天狗が鼻で穴を開けたと言われている”天狗の鼻突き岩”。

 

こんなに綺麗な丸で穴を開けられるってすごいですよね。

 

ちなみにこちらが15丁目。

 

次に目指すべきポイントは、20丁目にある”富士見台”です。

 

天気が良い時は名前通り富士山が見えるとのことで、こんなに快晴の今日は見えるかな?とわくわくしながら登ります。

 

 

木の階段に感謝しながら登って行きます。やっぱり平面は楽ですね〜。

 

富士見台〜山頂(阿夫利神社本社)へ

 

 

先程の”天狗の鼻突き岩”から10分ちょっと登って、無事に”富士見台”へ到着。

 

 

すっごく綺麗!!

 

 

ここがゴールかな?と勘違いしてしまうくらい、フィナーレ感がありました。最高に綺麗だ〜〜登ってよかった。

 

 

記念に写真を撮りたい人が多く、数組の列ができているので協力プレーで撮影し合っている方が多いです。

 

私たちも撮影し合いました、ありがとうございます^^

 

 

阿夫利神社 下社から登り始めて45分、ようやく残り0.6kmのところまで来ました。

 

 

この段差が辛いんよなぁ。

 

普段ならちょっと段差が高い階段、という感じで済むのですがここまででもう足が張っているので一段の重みがすごい。(笑)

 

 

先程の残り0.6kmのところから、8分ほどで残り0.3kmに!

 

 

空を見上げると木々が囲ってくれています。

 

たまには自然も良いもので、体力的には疲れていますがこの空気に癒される…♡

 

 

残りあと少しなわけですが、悪路再び。もうこれほぼ岩。(笑)

 

 

そして今度は逆にこの金網ゾーンがありがたすぎる。さっきとの差に笑ってしまいます。ツンデレなの?

 

 

あんまりゴール感がないですが、こちらの鳥居が一応登山の終止符を打ってくれます。

 

いやぁ頑張った。そしてお腹ぺこぺこ。

 

旦那さんはもう中盤ぐらいから「お弁当♪お弁当♪♪」しか言わなくなり、若干私を置いていくという。(笑)

 

デートで一番やったらダメなやつよ?(笑)励まして??(笑)

 

 

鳥居を抜けると上の方に、食事ができるところが見えてきます。

 

 

階段を登った先の突き当たり左に、『大山山頂茶屋』があります。

 

山菜そばが500円、たこ焼きが300円と、山頂なのに意外と良心的な価格設定で逆に良いのかな?と思ってしまうほど。ビールも売っています。

 

空腹に耐え切れずお弁当を食べた後に撮影しました。(笑)

 

突き当たりを右手にしばらく進んで少し登ったところに、山頂を示す看板があるのでここで記念撮影をすると良いかと思います。

 

この周辺は持参したものを食べて良いエリア。(茶屋の前のテーブル席は茶屋利用者のみ使用可)

 

 

この後カフェに行きたかったのでお弁当・おやつは控えめに持参しました。

 

お弁当は残り物にちょっとおかずを足したくらいでしたが、頑張って登った後ということ、空腹の絶頂ということで格別に美味しくて感動。(笑)おにぎりも激うま。

 

ベタなポテチの膨らみも体験し、一休み。

 

 

山頂からの景色も堪能したので、下山することに。

 

下山はケーブルカーを利用

 

登っているときに”悪路”と呼んでいたゾーン全て、本当に滑るんですよね。砂がサラサラすぎる。

 

小石みたいなのも多々あって、それもまた滑る。

 

実際1回滑って転びかけて、通行人の方が助けてくれました。(感謝すぎる)

 

そしてその後別のゾーンで滑って、怪我はなかったものの静かに転倒。(悲)

 

登山は体力的にきついですが、下山は体力というより転倒注意感がハードですね。

 

1時間ちょっとで阿夫利神社 下社まで戻ってきました。

 

 

本当は帰りも自力スタイルを貫きたかったんですが、疲れたのでケーブルカーを利用することに。

 

 

ケーブルカーに乗っている時間は10分ほどで、やや立って利用している人の方が多い位なので座れたらラッキーくらいに思っていたほうが良いでしょう。

 

あとがき

GW期間中でも程よい人混みで、グルメも堪能できて、自然にも触れることができて大満足でした。

 

個人的な感想としては高尾山とハードさは同等では絶対ないですし、昨年登った鍋割山よりも辛かった印象です。

 

 

わくわく
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